スマートツールでは、状況に応じてツールが切り替わり、カーソル位置やクリック位置によって、編集内容や動作が自動で切り替わります。
赤囲みの「イベントエリア上側の範囲ツール」「矢印ツール」「範囲ツール」の3つのボタンが同時に選択されている状態がスマートツールです。
上部は、今までの範囲ツールと同等の機能に加え、ダブルクリック位置で「分割」、範囲選択後に範囲上でダブルクリックで「範囲を分割」、クリックでカーソル移動、などの操作を行えます。あと、シングルクリックでは、そのトラックが選択されますが、イベントは選択されません。
下部は、今までの矢印ツールと同等の作業を行えます。イベントの選択や移動などは下半分で。
今まで上半分でダブルクリックしてイベントを開くのが習慣になっていた方は、しばらくはついついイベントを分割してしまうこともあるかもしれません。あわてずCtrl+Z(command+Z)の「取り消す」を実行しましょう。せっかくですので、今後は下半分でクリックするのに慣れると便利でしょう。なお、ダブルクリックでイベントを開くとズーム率がリセットされます。前回と同様のズーム率で開く場合は、「F2」か「編集」ボタンから開くのがオススメです。
ガイドブックで紹介している操作でも、3.2の新機能によりもっとも変化がある操作の1つが、このスマートツール。オペレーション全体に影響する操作なので、まずはスマートツールを紹介してみました。