2017年1月19日木曜日

Studio One 3の操作|TIPS:コードネームを表示する。スタジオワンの使いこなし

前回に引き続いて色味のにぎやかな投稿を。。。

ソング内でコードやコード進行を確認できると便利です。しかし、Studio Oneの機能としては、コードを表記する機能はありません。そこで、無理やりにでもコードを示せそうな方法を試してみました。



先に紹介しておきます。下図のように、(1)アレンジトラックに書き込む方法、(2)イベントの名称をコードにする、(3)ソング情報にメモる、です。それぞれよいと感じたところと、ちょっと不便と感じたところなどを。



(1)アレンジトラックに書き込む



上図のように、アレンジトラックの名称(通常は、イントロ、バース、コーラスなど)を、コード進行に書き換えます。
Aメロ、Bメロ、サビといったフレーズ単位で書き込むとコード進行を確認しやすくなります。
1小節内で頻繁にコードチェンジする場合や、裏拍でくってると表記しにくです。
縮小表示では省略されて見えません。

tips)
上図のように縮小されて見えない場合は、アレンジトラックのイベントをダブルクリックすると、イベントが横幅いっぱいに表示されます。



⇧ダブルクリックで画面いっぱいに広がった。

ズームのアンドゥのススメ:
なお、ズームのアンドゥ(正式名称はズームの取り消し:Opt+W /  Alt+W)で、元の縮尺に戻るので気軽に拡大できます。ズーム系のショートカットは覚えておきたいところです。
(ダブルクリックで拡大して、確認したらOpt+Wで元の表示に戻す)

コードをテキストで表現するのは工夫が必要な場合もあります。上図では、フラットは小文字のb、シャープは井桁(#)で代用。繰り返し記号は「%」にしてみました。小節線は「|」(¥の上のやつ)。拍ごとにチェンジするなら「Dm7//G7」「///CMaj7」みたいにスラッシュで表現するとか。

シャープと井桁は混同しがちなので一応参考までに:
Wikipedia(シャープ(記号))
Wikipedia(番号記号)井桁

あ、不安点ですが、「△7」とかやりたいですが、「△」は2バイト文字なので何かのきっかけで日本語環境固有の問題などに巻き込まれたりしないかと、ちょっとだけ心配です。まあアレンジトラックはデフォルトで「イントロ」とか日本語表記なので大丈夫そうですが。


(2)イベント名称をコードネームにする
上の図でもすでに写っていますが、インストゥルメントトラックの名称をコードにする方法です。
くってる場合(シンコペーションやアンティシペーション)も、イベントサイズを自由に変更できるので見やすいです。まさに一目瞭然。
1個ずつ入力するので少し面倒です。あと、縮小してるとクチャクチャっとなって視認性は悪いです。



イベントの中にノートデータを入れておいても良いでしょう。すぐに響きを確認できるし、アルペジエーターを読み込みんでも面白いでしょう。鳴らしたくなければ音源を設定しなければよいし。
色分けはアレンジトラック同様にセクションで色分けるのがよさそうですが、同じコードを同じ色にしたり機能(トニック、ドミナント、サブドミナント)で色分けたりしてみると、流用できるループがタテ軸で見つけやすかったりかもです。

(3)ソング情報の「ノート」にメモる











メニュー>ソング>ソング情報 を出して、メモ欄にメモる方法です。
メモ帳なので自由にメモとして記載できます。
紙にメモしているのと同じようなものなので、ソングの時間軸とコードの関係性はわかりにくいです。
ただ、ソング上でいつでも開けるのは便利です。歌詞や思いつきなども一緒に書いておき、表示したままソングを閉じれば、次回開いたときに表示してくれます。

あと(4)として、Notionと連携して表示させる、などもありますね。



ReWireでNotion側にコードを記載。Notionは表示を「連続」にして横スクロールな感じでStudio Oneと統一感を。さすがの楽譜ソフトで、くってる指定も明確です。

他のDAWでは高度なコード機能があったりもしますが、、、Studio Oneであえてコードを表示する手段を考察してみました。

いつもはStudio Oneガイドブックでの関連項目の記載ページもご紹介していますが、今回はたくさんあるので割愛。要所要所で今回のような実用的なことやTipsもご紹介しています。

2017年1月12日木曜日

Studio Oneの機能紹介|MIDIノートイベントをトラックカラーで色分け。スタジオワンの使い方

本年もよろしくお願いいたします。



Studio Oneのインストゥルメントトラックのノートデータは、トラックカラーを反映しているので、上記なようなこともできます。
現実的な作業だと、ドラムパート全部表示してタムだけ編集するときや、他のパートを参照しながらラインを考えるときなどに便利です。

Studio Oneガイドブック242ページ「音楽エディターのトラックリスト」では、色付けで区別する方法なども紹介しています。


トラックリスト(左の赤枠)が肝なのですが、表示するだけで編集はできない、などいろんな表示方法に切り替えられます。