2017年3月20日月曜日

Studio One 3の使い方|TIPS:Pro EQを小さく表示する。スタジオワンの操作

軽い投稿を。

Pro EQは表示も大きくて見やすく作業しやすいですが、その大きさゆえ高画素密度ではないノートPCなどでは画面いっぱいになってしまうことも...。

そんな時には、上下を分ける境界線上の△をクリックするだけで、下部の操作系パネルを非表示にすることができます。




大き目の画面のProEQ


↓ コンパクトに表示できます。



Studio Oneガイドブック275ページ「Studio Oneのエフェクト」では、付属エフェクトを機能別にザックリと紹介しています。
エフェクト1つ1つを個別に紹介したい気持ちもありましたが、ページ数が必要な割にマニュアル以上の紹介をするのが難しい項目でもあります。冗長となるのも避けたいですし。

マニュアルはF1で開くので、目次>内蔵エフェクト>ミキシング のPro EQの項目を見てください。全てのノブの説明がしっかりとされています。なんせマニュアルは全ての機能が載っていますからね。

ちなみ今回紹介した機能もマニュアルでは以下のようにちゃんと解説されています。
「EQコントロールを表示/隠す スペクトラムディスプレイとEQコントロールの間の境界上の矢印をクリックして、EQコントロールの表示と非表示を切り替えます。」
さて、話はそれますがリファレンスマニュアルは「膨大な全機能(仕様や操作)を説明する文書」であるという役割ゆえ、「具体的な手順」「わかりやすい文脈」には重きを置かれない場合もあるでしょう。元が英文であるからは、丁寧に翻訳されていても(文脈や論法、文化の違いなどから)日本人には少々読み進めにくいこともあると思います。
その辺りを解決するのもガイドブックの役割ですので、マニュアルをお読みになられた上で「各機能の関連性や作業の流れを知りたいー」「わかりやすく概要を知りたいー」となったらStudio Oneガイドブックの出番です。

ということで、Studio Oneガイドブックは、マニュアルを読まなくてもStudio Oneを一通り体験できるように執筆していますが、マニュアルも読みつつご活用いただくことで相乗効果も期待できるでしょう。

2017年3月14日火曜日

Studio One関連情報|FaderPort 8が発売。LINKボタンの使い方。マウスオーバー(Mouse-Over)機能。

FaderPort 8が発売されてさまざまな紹介が国内外でされていますが、主な機能はそれらをご参照いただくとして、あまり取り上げられていなそうな内容を…。

(youtubeのFaderPort8の紹介リストはこちらあたりで...)
https://youtu.be/npkRFY9nM4g?list=RDnpkRFY9nM4g

初代FaderPortに比べフェーダーやノブ、ボタンが増えましたが、中でも初代FaderPortにはなかった「LINK」ボタンの機能が面白いです。
動画主流の中、じっくり静止画でお届けします。





「LINKボタン」と「Pan/Paramノブ」

この筐体左上の「Pan/Param」ノブ1つですべてを超かんたんにコントロールできます。
Studio Oneに搭載されているフェーダー、ノブ、ボタン、スライダー、なんでもです。
(本当に全部かはチェックしてません。あしからずご了承ください。実際にはコントロールリンクに対応する項目すべてという感じかと思われます)

手順は以下の工程のみ

準備1:「Track」ボタンをオン
準備2:「LINK」ボタンをオン
1.マウスカーソルを操作したい項目の上に持って行く(マウスオーバーする)
2.ノブを動かす



他の項目を操作するには、マウスカーソルをそこに移動してノブを動かすだけです。
トラックフェーダー、ProEQのノブ、ソロミュートボタン、なんでもです。
超かんたん。

コントロールリンク機能の一部ということになるのですが、解説すると「LINK」をオンにすると、下図の「マウスオーバー(Mouse-Over)」にチェックが入ります。この状態(マウスオーバーモード)では、マウスカーソルのある場所の項目を「Pan/Param」ノブで調整できるという機能です。




「マウスオーバーにチェック」

※マウスオーバーモードはグローバルマッピング扱いなので表示が青くなります。
※メニューが英語(Mouse-Over)の場合もあるようです。

いままでのコントロールリンクもかなり便利だと感じてましたが、アサイン作業がほぼ必要ないマウスオーバー(Mouse-Over)モードは、ノブでササッと作業したいときによいですね。
せっかくマウスカーソルを持って行くので、そのままホイールをクルクルしてもいいとは思いますが、たくさんパラメーターがあるプラグインで8つのフェーダーでは操作しきれない場合や、いちいちプラグイン操作モードにするほどでもないけど、実物のノブでちょっと調整したいときなどに出番でしょうか。

なお、少しだけ手順は増えますが、コントロールリンク機能を使えばFaderPort以外の機材のノブでも簡単にパラメーターを調整することが可能です。
Studio Oneガイドブック162ページ「コントロールリンクでの割り当て」ではコントロールリンクについて解説しています。

今回はv3.3.4でチェックしてましたが、メニューが英語の場合とローカライズされて日本語表示の場合とあるようなので、「マウスオーバー(Mouse-Over)」と記載しました。
何きっかけで日本語メニューになるのかわかりませんが、なんかきっかけとなる操作があるのでしょうか?あ、英語のマニュアルをインストールしたあとから日本語になったような、一回言語を英語表示にしてから日本語に戻してからのような、、ちょっとおぼえていません。謎です。


「なにかの拍子に日本語になったマウスオーバーメニュー」

<その他>
・ノーマルのFaderPortでMouse-Overできたらなっっ!と思いますが無理なようです。これ小さいノーマルFaderPortでこそ欲しい機能ですが。残念。
・正確なところは未確認ですが、Studio One以外のDAWでのFaderPort8では、マウスオーバーはできないようです。
・Pan/Paramノブは「LINK」時になんの信号をだしているのか調べ忘れました。たぶんsysExですが、詳しいところはまた今度調べようと思います。
・英語マニュアルの最後にジャンバラヤの後を継ぐ感じでガンボのレシピあります。

2017年3月5日日曜日

Studio One3.3新機能|ミキサー上でエフェクトをドラッグで移動(スタジオワン新機能の使い方)

Navigate between channels from plug-in header

だいぶ前の(August 25, 2016)、3.3の時に新機能として記されていた内容ですが、コンソール上でプラグインを移動できるようになっています。それまではドロップしてコピーできるのみでした。

・FXをドロップ=コピー
・修飾キーを押しながらFXをドロップ=移動(もとの場所のFXは削除)

単にドラッグすると、、、










コピーされます。




修飾キー(Ctrlやcommand)+ドラッグすると、、、



移動になります。(元の場所のFXは削除される)



ちょっとしたことですが効率化につながります。
(Studio One3.3.4/macで確認したら、Cmd,Option,Shiftのどれでも移動になります。)

Studio Oneガイドブックの250ページからの「ミックスビュー(コンソール)」では、ミックスビュー全般の解説をしています。
今回の投稿は、264ページあたりに「デバイスラックでの操作」として追加すると良さそうな内容です。以下の投稿の最後付近のテクニック(FXを全チャンネルに一気にコピーする手順)も関連する内容としてまとめておきたいところです。

「複数チャンネルにVUメーター(設定有)を読み込みたい場合は...」