2016年5月28日土曜日

Studio One 3.2.2新機能|バスチャンネルのボリュームフェーダーがインスペクターに表示されるように(スタジオワン新機能の使い方)

Studio One 3.2.2から、インスペクター内にバスチャンネル、FXチャンネルの項目(フェーダー、パン、デバイスラック)が表示されるようになりました。



「インスペクターに表示されるようになったバスのフェーダー、パン、デバイスラック」

今までは、下図の左点線内のように、バスやFXチャンネルを選択しても、フェーダーなどは表示されませんでしたが、例えば、バスのオートメーショントラックを選択するとこれらが表示されるようになりました。
コンソールを表示しなくとも、ちょっとした確認や操作ができるので便利ですね。



「左点線内:バージョン3.2.1,右:バージョン3.2.2以降」

2016年5月26日木曜日

Studio One 3.2.2新機能|イベントFXに簡単にアクセスする(スタジオワン新機能の使い方)

Studio One 3.2.2から、イベントFXへのアクセスが、より簡単になりました。
イベントの左下のアイコンをクリックすると、イベントにインサートされているエフェクトを呼び出せます。



今までのように、インスペクターを表示しなくてもよくなりました。



「左:インスペクターのイベントFX表示、右:イベントFXをダイレクトに呼び出せる」

もしくは、Alt+F(Mac:Opt+F)でもエフェクトの編集画面を開けます。
イベントFXをレンダーすると、以下のアイコンに切り替わります。



「イベントFXをレンダー済みであることを示すアイコン」

ちょっとしたことですが、これでまた数工程の手間が省けます。

2016年5月22日日曜日

Studio One 3.2.2リリース|スタジオワンの更新情報

すっかり遅くなりましたが、2016.5.19に、Studio One Version 3.2.2がリリースされました。

Version 3.2.2 Release Notes (May 19, 2016):
New features and improvements: 
• New command to open Event FX window (Alt+F) 
• ALT modifier for fades now suspends crossfade editing 
• New option to enable/disable auto-expand layers after recording takes 
• Monitoring button and metering reflect correct status in tape-style record mode 
• Bus channel metering shown on automation tracks (track height “normal” or higher) 
• [Project Page] MD5 checksum for DDP export 
• View all channel types in inspector 
• Use ALT modifier to add FX plug-in as bus channel when dragging to console 
• Improved import of Cubase/Nuendo Track Archives (now supporting level, mute, 
automation data, VCAs) 

The following issues have been fixed: 
• Mix Engine FX have no latency compensation 
• Crash on quit with multiple open songs 
• Controller data not visible while recording on Instrument Track 
• [Music Editor] CMD modifier behavior for temporary Paint tool should be inversed 
• Crash after drag and drop of audio to the browser 
• Alternate range tool doesn’t work on automation lanes 
• Paste at original position doesn't work for arranger parts 
• Dragging multiple events to empty space doesn't create multiple tracks 
• Layer name not set on first take 
• Legato command misinterprets last event 
• Bus connection lost after adding VCA in track controls 
• Automation track to lane area not properly transferred on drag 
• Wrong channel order after adding VCA from track controls 

• [OSX] UAD plugins leave white boxes on the screen 
• [Presence XT] articulation key switches not applied for notes on same time-position 
• Impossible to set cursor to bar 1 beat 1 in Scratch Pad 
• Vertical zoom state not reset on double-click when all notes have the same pitch 
• élastique Pro 3 time-stretching out of sync in stereo files 
• "Solo follows selection" doesn't work for shared instrument tracks 
• Crash after undo audio quantize of grouped tracks 
• Play Start Marker placed in negative time 
• Delay Compensation broken for Pipeline on Main Out 
• High sample rates not represented correctly in OpenTL

2016年5月18日水曜日

Studio One と Softube新商品発表会

Studio Oneの日本代理店のエムアイセブンジャパンが、Softube製品のディストリビューションを開始して、新商品発表会があったので参加してきました。

SoftubeとStudio Oneといえば、以前に、アナログ的な歪みを得られるSaturation Knobの無償提供がありました。



「Saturation Knob Add some analog distortion to your tracks.」
なお、今もSoftubeのページではFreeDownloadが用意されてます。
http://www.softube.com/buy.php

ひっくり返ったフェルマーターのようなマークが印象的

Softubeは、Studio One 3.2からのミックスエンジンFXへの参加も表明されているので、とても気になるところ。
日本発売第1弾のConsole 1は「デジタル・ミキサーの迅速で直感的なワークフローが取り込まれており、クラシックなアナログ・ミキサーの素晴らしいサウンドが組み合わされています。」(MI7 webサイトより)、ということでミックスエンジンFXもこれと似てくるのか???など興味深いです。

発表会の様子は、Studio Oneとの絡みのあたりだけでも、追って書こうと思います。






▼Softube日本語サイト
https://www.mi7.co.jp/products/softube/






2016年5月12日木曜日

Studio One 3機能紹介|グリッドにスナップ のスタジオワンでの使い方(相対グリッド、順応、イベントにスナップ)

Studio One ガイドブック 51 ページでは、ノートデータの位置を揃える機能として「グリッドにスナップ」を紹介していますが、ノートデータだけでなくイベント位置の調整にも有効です。



「グリッドにスナップさせるボタン(右)。スナップの基準(グリッド)は左で選択」

上図は、スナップする基準をクオンタイズ値にしている状態ですが、これを「順応」にすると、例えば拡大表示中はより細かい値にスナップするなど融通を利かせてくれます。「小節」や「フレーム」にスナップさせることもできます。



仕切りバーの下側では、より柔軟な設定ができます。
「イベントにスナップ」では、イベントの頭やお尻にぴったりと並べたい時に便利です。



「イベントがスナップ対象になり、ピタッと配置できる

相対グリッドは、例えばグリッドを小節にしてる場合に、小節線から"すこし右"に配置しているイベントの”すこし右”を考慮して、ちょうど良い場所に配置してくれます。
裏拍においたワンショットを相対的な位置を保ちつつガンガンコピーする、、、といった場合にも良いのではないでしょうか。



「グリッドからの相対的な距離を保ってコピーや移動をおこなえる」

カーソルとループにスナップは、カーソル位置やループの始点終点がスナップ対象になります。



「カーソル位置に吸着してくれる」

なお、すべてにチェックを入れると、ループへのスナップが無視される場合があったりと、少々コンフリクト(競合)しているような感じもみえますので、様子をみながら試してみてください。

とういことで、少々不確かなことがあるとガイドブックに記載するのがはばかれ、カット...となったりするわけですが、便利機能でもったいないので、ブログにて紹介してみました。