2017年3月14日火曜日

Studio One関連情報|FaderPort 8が発売。LINKボタンの使い方。マウスオーバー(Mouse-Over)機能。

FaderPort 8が発売されてさまざまな紹介が国内外でされていますが、主な機能はそれらをご参照いただくとして、あまり取り上げられていなそうな内容を…。

(youtubeのFaderPort8の紹介リストはこちらあたりで...)
https://youtu.be/npkRFY9nM4g?list=RDnpkRFY9nM4g

初代FaderPortに比べフェーダーやノブ、ボタンが増えましたが、中でも初代FaderPortにはなかった「LINK」ボタンの機能が面白いです。
動画主流の中、じっくり静止画でお届けします。





「LINKボタン」と「Pan/Paramノブ」

この筐体左上の「Pan/Param」ノブ1つですべてを超かんたんにコントロールできます。
Studio Oneに搭載されているフェーダー、ノブ、ボタン、スライダー、なんでもです。
(本当に全部かはチェックしてません。あしからずご了承ください。実際にはコントロールリンクに対応する項目すべてという感じかと思われます)

手順は以下の工程のみ

準備1:「Track」ボタンをオン
準備2:「LINK」ボタンをオン
1.マウスカーソルを操作したい項目の上に持って行く(マウスオーバーする)
2.ノブを動かす



他の項目を操作するには、マウスカーソルをそこに移動してノブを動かすだけです。
トラックフェーダー、ProEQのノブ、ソロミュートボタン、なんでもです。
超かんたん。

コントロールリンク機能の一部ということになるのですが、解説すると「LINK」をオンにすると、下図の「マウスオーバー(Mouse-Over)」にチェックが入ります。この状態(マウスオーバーモード)では、マウスカーソルのある場所の項目を「Pan/Param」ノブで調整できるという機能です。




「マウスオーバーにチェック」

※マウスオーバーモードはグローバルマッピング扱いなので表示が青くなります。
※メニューが英語(Mouse-Over)の場合もあるようです。

いままでのコントロールリンクもかなり便利だと感じてましたが、アサイン作業がほぼ必要ないマウスオーバー(Mouse-Over)モードは、ノブでササッと作業したいときによいですね。
せっかくマウスカーソルを持って行くので、そのままホイールをクルクルしてもいいとは思いますが、たくさんパラメーターがあるプラグインで8つのフェーダーでは操作しきれない場合や、いちいちプラグイン操作モードにするほどでもないけど、実物のノブでちょっと調整したいときなどに出番でしょうか。

なお、少しだけ手順は増えますが、コントロールリンク機能を使えばFaderPort以外の機材のノブでも簡単にパラメーターを調整することが可能です。
Studio Oneガイドブック162ページ「コントロールリンクでの割り当て」ではコントロールリンクについて解説しています。

今回はv3.3.4でチェックしてましたが、メニューが英語の場合とローカライズされて日本語表示の場合とあるようなので、「マウスオーバー(Mouse-Over)」と記載しました。
何きっかけで日本語メニューになるのかわかりませんが、なんかきっかけとなる操作があるのでしょうか?あ、英語のマニュアルをインストールしたあとから日本語になったような、一回言語を英語表示にしてから日本語に戻してからのような、、ちょっとおぼえていません。謎です。


「なにかの拍子に日本語になったマウスオーバーメニュー」

<その他>
・ノーマルのFaderPortでMouse-Overできたらなっっ!と思いますが無理なようです。これ小さいノーマルFaderPortでこそ欲しい機能ですが。残念。
・正確なところは未確認ですが、Studio One以外のDAWでのFaderPort8では、マウスオーバーはできないようです。
・Pan/Paramノブは「LINK」時になんの信号をだしているのか調べ忘れました。たぶんsysExですが、詳しいところはまた今度調べようと思います。
・英語マニュアルの最後にジャンバラヤの後を継ぐ感じでガンボのレシピあります。