2017年11月28日火曜日

Studio Oneガイドブックについて|昔はOpcode Visionユーザーでした

最近アクセスが増えておりまして・・・もしかすると惜しくも開発を終えることとなった、名DAW「SONAR」のユーザーの方々にご訪問いただいているのかと、思ったりしています。

DAWの乗り換えは大変なことも多いと思います。私もOpcode Visonが終了した時は途方にくれました。

あたりまえの操作があたりまえにできないのはストレスで、使い方を調べるよりクリエイティブな作業をしたいという思いが募ります。
もしもStudio Oneを使い始める方がいらっしゃいましたら、拙著「Studio Oneガイドブック(スタイルノート刊)」が、少しでもお役に立てれば幸いです。



「Gibsonに買収されるまでVisionを使ってました。悲しくていまだにインストールディスク持っています」


Studio Oneガイドブック(スタイルノート刊)は、前書きにも書いているように、エフェクトごとのノブの具体的な数値や組み合わせ方といった、現場のノウハウ的な記述はしていません。しかし、そういった内容の専門書や解説書、雑誌に特集記事などを、Studio Oneで実際に試すことができるようになるための技術や知識について解説することを1つの目標にして執筆しています。

もちろんチュートリアル的な具体例は随所に記載しています。前半のチュートリアルを実際に作業していただくと、Studio Oneで何やるの?何がやれるの?を実際に体験していただけると思います。

付属エフェクトのノブなどの項目は、マニュアルをご覧いただければ十分な説明がされていることもあって割愛しています。紙面ではあまりにも膨大で多岐にわたりますし、その分他の解説にページを使うということでご容赦いただきたいところです。

著作時期がバージョン3.1の頃なので、その後の新機能などは随時差分PDFとして、どなたでもフリーダウンロードしていただけます。

この差分PDFですが、3.2で刷新された操作系の解説をしているので、今からStudio Oneを使用されるかたにうってつけです。(※ツールがスマートツールへと大きく変わったので、操作系の解説をひととおりご覧いただけます。テイクのコンピングも解説しているし、はっきりいって本書の前にこのPDFをみていただいたほうが、オペレーション系の操作は理解できます(苦笑)。)

それでは、差分PDFなどをご覧いただいて、ガイドブック本編も気になったら、ぜひ手に取って見てください。

なお、3.3〜3.5.2での新機能の差分ファイルも用意中です。(筆は遅い方です)


▼PreSonus VPのRick Naqviからメッセージ
30年以上に渡り業界へ革新をもたらしたことに敬意を表します。
PreSonusでは、CakewalkユーザーがStudio Oneコミュニティの一員になることを願っています。
あ、、、ザックリと独り言をしておきますと、Studio OneにMIDIのリストエディタはないです。システムエクスクルーシブも扱いません。そういう設計ポリシーな感じがします。でも、私はMIDI検定1級と2級の指導者免許も持っていますが、個人的な制作でMIDI機能が不便と感じたことはないです(私の個人の主観です。MIDI検定の試験曲作成には絶対的に不向きだし、数値でのエントリーはできないといっていいでしょう。このあたりはどのような性能を求めるかだと思います)
MIDIの数値が100なのは、MIDIの8ビットよりもはるかに細かい処理をしてるので100%表記だからです。128段階よりはるかに細かいということです。もちろん100%表記と128段階表記(MIDI)を右クリックですぐ切り替えられます。楽譜画面もないです。「音がいい」という評判は付属インストゥルメントのことではありません。64ビットオーディオエンジン(プレイバックエンジン)のよさは、作業時のモニターが気分良く、演奏するならパフォーマンスにも良い影響を与えます。後発ならではの気の利いたキーボードショートカットもワークフローに向上に役立ちます。Studio One、、、とても楽しく扱えます。